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nWOL マニュアル

このドキュメントは nWOL 最新版のマニュアルです。

概要

Wake on LANの仕組みを利用して、PCを遠隔起動するツールです。シンプルだけど使って気持ちいいツールを目指して作ってみました。Ver1.4からルータ経由の遠隔起動も可能になりました。

  • LANに接続されている機器のMACアドレス、IPアドレス、ホスト名を高速で検索
  • LAN内のPCのIPアドレスの変化を自動的に検知し更新します。PCに固定IPアドレスを割り当てる必要がありません。
  • ルータを経由した先にあるPCの遠隔起動も可能 (Ver1.4 新機能)
  • マジックパケット送出からの経過時間を表示
  • 遠隔PCの起動状態をリアルタイムで表示
  • 遠隔PCの起動状態をタスクトレイ通知領域にリアルタイムに表示

 

Wake on LANによる遠隔起動には、nWOLを「起動する側」のPCにインストールする他に、「起動される側」のPCの設定も必要です。設定方法がわからないという方は、nWOLホームページの「Wake on LAN設定方法」に情報をまとめていますのでご参照ください。

 

Wake on LAN設定方法
https://n-archives.net/software/nwol/wol-pc-setting

 

インストール方法

  • 32bit版、64bit版それぞれのインストーラが提供されています。32bit Windowsには 32bit版インストーラを、64bit Windowsには 64bit版インストーラを使ってください。bitの異なる組み合わせではインストールできません。
  • 本ソフトの実行には .NET Framework 4.5 以上が必要です。インストールされていない場合はインストールを行ってください。
  • ダウンロードしたインストーラを実行する際、「WindowsによってPCが保護されました」という青いポップアップが表示される場合がありますが、「詳細」→「実行」 とすることで、インストールを実行することができます。
  • インストーラが使用できない方のためにZIP版も用意しています。適当なフォルダにおいて実行してください。実行ファイルとドキュメントを同じフォルダにおいてください。
  • インストーラでインストールした場合、実行ファイルとドキュメントは、C:\Program Files\nWOL に置かれますのでそちらを参照してください。

 

nWOLダウンロード
https://n-archives.net/software/nwol/

 

初期設定・起動

  • はじめてnWOLを起動した時など、ホストが1つも登録されていない時は、nWOL設定画面が表示されますので、以下設定画面の説明を参考にホスト情報を登録してください。
  • ホスト情報登録の最も簡単な方法は、Scanによるホスト検索です。登録したいホストの電源を入れておきScanボタンを押すと、自動的にLAN内のすべてのホストが一覧に追加されます。
  • ホスト情報共有ファイルが存在すれば、初めてnWOLを起動する場合も、ホスト情報共有ファイルからホスト情報が読み込まれます。

 

nWOLメイン画面

  • 登録されたホストの状態、起動中(On)/停止中(Off)が表示されます。IPアドレスが設定されていないホストの場合、起動状態を調べることができないので "?" が表示されます。
  • 遠隔起動を開始する時は、遠隔起動ボタン(赤い電源マークのアイコン)をクリックしてください。Magic Packetが送出され、状態表示欄に経過秒数が表示されます。
  • 設定アイコン(歯車アイコン)をクリックすると、nWOL設定画面が表示されます。
  • 稲妻アイコンの点滅はPing送信を示しています。
  • バージョン1.3からメイン画面を縦にリサイズすることが可能になりました。

 

nWOL設定画面

ホスト情報

ホスト名

ホスト名を識別する任意の文字列を指定します。必ず指定する必要があります。

MACアドレス

必ず指定する必要があります。16進数12桁です。":" や "-" 等の区切り文字は不要です。

IPアドレス

ホストのIPアドレスを指定します。省略も可能ですが、On/Offの状態確認ができなくなります。また、ルータを経由した先のPCを遠隔起動する場合は必須です。

ネットマスク

ホストのIPアドレスのネットマスクを指定します。省略可能ですが、ルータを経由した先のPCを遠隔起動する場合は必須です。

WOL

nWOLメイン画面の遠隔起動ボタンの表示・動作を設定します。各設定の意味は次の通りです。
・ Yes: 遠隔起動が可能なホスト(遠隔起動ボタンが表示されます。ホストがOff時のみ遠隔起動ボタンが押せます。)
・ No:遠隔起動できないホスト(遠隔起動ボタンは表示されません。)
・ Always:遠隔起動が可能なホスト(遠隔起動ボタンが表示されます。ホストが起動中(On)であっても常に遠隔起動ボタンが押せます。)(旧版では「YES(Ignore PingOK)」と表示されていました。)

 

「IP/MAC取得」ボタン

登録したいホストが起動している状態で、「ホスト名」を入力し、「IP/MAC取得」ボタンを押すと、「MACアドレス」「IPアドレス」「ネットマスク」を自動的に調べ、それぞれの欄に値が設定されます。

「ホスト名/MAC取得」ボタン

登録したいホストが起動している状態で、「IPアドレス」を入力し、「ホスト名/MAC取得」ボタンを押すと、「ホスト名」「MACアドレス」「ネットマスク」を自動的に調べ、それぞれの欄に値が設定されます。

「ネットマスク自動設定」ボタン

自動的にネットマスクを設定することができます。登録しようとしているPCが、自PCと同じLANに接続されている場合に、このボタンが表示されます。

 

ホスト一覧への登録

「追加」ボタン

ホスト情報(ホスト名、MACアドレス、IPアドレス、ネットマスク、WOL)をホスト一覧に追加登録します。

「削除」ボタン

選択されたホストを削除します。

「上書」ボタン

ホスト情報一覧からホストを選択し、ホスト情報を編集し、「上書」ボタンをクリックすると、ホスト情報が更新されます。

「上へ」ボタン、「下へ」ボタン

選択されたホストを上/下へ移動します。

「Scan」ボタン

LANに接続されている全ての起動中のホストが自動的に検索され、ホスト一覧に追加されます。登録したいホストの電源を入れておきScanボタンを押すのが最も簡単なホスト登録方法です。

ただし、検索できるのは同一LANに接続されているホストのみであり、ルータを超えた先のホストを検索することはできません。

 

ホスト一覧の右クリックコンテキストメニュー

ホスト一覧内で右クリックするとコンテキストメニューが表示され、以下を実行できます。

選択解除:ホストの選択状態をすべて解除し、どのホストも選択されていない状態にします。

ホスト情報のコピー:選択されているホストのホスト情報をクリップボードにコピーします。ホスト情報を他のアプリケーションで利用することができます。

全ホスト情報のコピー:一覧に表示されている全てのホスト情報をクリップボードにコピーします。ホスト情報を他のアプリケーションで利用することができます。

 

全般設定

タスクトレイに常駐する

タスクトレイにアイコンが表示されるようになります。nWOLの画面を閉じても、バックグラウンドで実行が継続されます。

ユーザログオン時に起動する

ログオン時に自動的にnWOLが起動されます。

更新を確認しない

nWOL起動時に更新を確認しません。

Scan範囲を/24に制限しない

Scan機能、IPアドレス・ホスト名自動修正機能を、/24より大きいLANセグメントにも対応させます。ただし、機能実行時、全IPアドレスに対してpingが送出されることになりますので注意してください。通常は、送出されるpingは1つのネットワークインターフェースあたりホストID 1~255(/24相当)までに制限されています。

Ping間隔

ホストの起動状態を確認するPing送信の間隔を設定します。設定できる範囲は 1~60 秒です。ping送出タイミングはホストごとに異なります。(ただし、遠隔起動ボタンを押下後ホストの起動を待っている間は、1秒間隔でPingが送信されます。)

 

IPアドレス・ホスト名自動修正機能

登録されているホストの、IPアドレス(およびネットマスク)、ホスト名が変更されているかを自動的に調査し、変更されていた場合は、nWOLに反映します。この機能により、DHCPによる自動割当てのためIPアドレスが時々変わるホストでも対応可能となります。

 

自動修正機能の実行方法の選択

「自動修正しない」、「IPアドレスのみ自動修正」、「IPアドレスとホスト名を自動修正」から選択します。

今すぐ実行する

すぐに自動修正機能が実行されます。

起動時に実行する

nWOLの起動時に自動修正機能が実行されます。

定期的に実行する

指定した間隔で自動修正機能が実行されます。(指定できる間隔は1~999分。)

 

ホスト情報共有ファイル

  • ホスト情報共有ファイルは、PC内の他のユーザにホスト情報を共有するためのファイルです。あらかじめ、ホスト情報共有ファイルにLAN内のPCのホスト情報を登録しておくと、他ユーザがそのホスト情報を読み込むことができるようになります。他のユーザが新たにnWOLを使い始めたときなど、ホスト情報を手動で登録する必要がなくなります。
  • ホスト情報共有ファイルの作成は、PCの管理者権限を持つユーザしかできません。「書き込み」ボタンを押すと、nWOL設定画面のホスト一覧に表示されている情報がホスト情報共有ファイルに書き込まれます。既存の情報に追加されるのではなく、上書きとなります。ホスト一覧にホストが1つも登録されていない状態で「書き込み」を行うと、ホスト情報共有ファイルは削除されます。
  • nWOL起動後、最初に「書き込み」を実行すると、管理者権限の確認のため10秒程度の時間がかかることがあります。2回目以降は書き込みはすぐに完了します。
  • ホスト情報共有ファイルにどのような情報が登録されているかを確認するためには、「読み込み」を行って確認してください。
  • 各ユーザは「読み込み」ボタンを押すと、ホスト情報共有ファイルの情報が読み込まれ、一覧に追加されます。
  • 各ユーザが初めてnWOLを起動した時には、ホスト情報共有ファイルの内容が自動的に読み込まれます。

 

タスクトレイ表示

  • nWOL設定でタスクトレイに常駐するを有効にすると、タスクトレイにアイコンが表示されます。
  • 登録されているホストのうち、一番上のホストの起動状態がアイコンの色で表示されます。ホストが起動中の場合緑アイコンになります。
  • アイコンを左クリックすると、nWOLメイン画面を表示/非表示します。
  • アイコンを右クリックすると、各種メニューを表示します。

 

機能詳細

  • Version 1.4から、ルータを経由するPCに対しても遠隔起動できるようになりました。以前は同じLANに接続されたPCのみ遠隔起動可能でした。ルータを経由した先にあるPCを起動する場合、IPアドレス、ネットマスクが登録されていることが必要です。
  • 複数のネットワークアダプタ(仮想アダプタ含む)が存在する場合にも対応しています。ホストのIPアドレスに応じて、適切なアダプタ経由でMagic Packetを送信します。また、Scan機能、IPアドレス・ホスト名自動修正機能は、複数のネットワークアダプタそれぞれに接続されているLANに対して実施されます。
  • Scan機能、IPアドレス・ホスト名自動修正機能では、LANに接続されているホストを検索するため、①ローカルネットワークの全IPアドレスに対してpingを送信、②ARPテーブルからMACアドレスを読み取る、という処理を行います。1つのネットワークインターフェースあたり、最大255(/24相当)のPingが送信されます。全般設定の「Scan範囲を/24に制限しない」を選択した場合、/24より大きいセグメントに対しても全てのPCを検索できるようになり、さらに多くのpingが同時に送出されます。そのため、IPアドレス・ホスト名自動修正機能は、あまり短い間隔で定期的に実行するのは避けたほうが良いかもしれません。

 

関連ファイル

nWOLの実行ファイル、および、ドキュメントは、C:\Program Files\nWOL に保存されます。

nWOLの設定ファイルは、C:\Users\<UserName>\AppData\Roaming\nWOL\nWOL.conf に保存されます。

nWOLのホスト情報共有ファイルは、C:\ProgramData\nWOL\HostInfo に保存されます。

ログイン時に起動する設定は、レジストリのHKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run\nWOLに登録されます。

 

「IP/MAC取得」が失敗する事象について

【事象】

Windows 10 1803において、「IP/MAC取得」が失敗する。

遠隔のホストを起動した状態で、そのホスト名を大文字小文字を正確に入力し、「IP/MAC取得」をしても、IPアドレス、MACアドレスが取得できず失敗することがある。

【原因】

Windows 10 1803 の dnsapi.dll のバグが原因。GetHostEntry()の動作異常。大文字小文字が正確に一致したホスト名を入力すると、GetHostEntryで、IPv4アドレスが取得できない問題があった。

【対処方法】

Windows 10 1809にアップデートしてください。

 

改版履歴

nWOL改版履歴
https://n-archives.net/software/nwol/version-history.html

 

ライセンス

  • 当サイトで公開されるソフトウェアは以下の使用条件の下で無償にて使用することができます。
  • 個人間での再配布は自由ですが、インターネットで再配布を行う場合は、当サイトへのリンクを掲載してください。
  • 再配布する場合、オリジナルのアーカイブファイルを改変しないでください。
  • このソフトウェアの使用または使用できなかったことによって生じるいかなる問題についても、著作者は責任を負いません。
  • バージョンアップや不具合に対する対応について、著作者は責任を負いません。
  • ソフトウェアの使用条件は、今後提供される新たなバージョンにおいて変更されることがあります。

 

バグ報告、要望など

バグやご要望がありましたら、nWOLのページよりご連絡ください。

nWOLのページ:https://n-archives.net/software/nwol

n-Archivesのページ:https://n-archives.net

 

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