RoboSync: RobocopyのためのGUIツール
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Version 1.3.27 をリリースしました! (2021/1/1)
RobocopyをGUIから実行できるようにするツールです。コマンドプロンプトを表示することなく、GUI画面からほぼマウス操作だけで実行までできます。
Robocopyがバックグラウンドでそのまま実行されますので設定に迷うことはありません。
・ 複数のコピー項目の作成と管理。
・ スクリプトファイル(バッチファイル)出力が可能。スケジューラによるバックグラウンド処理にも使えます。
・ Robocopyによるコピー実行前に、実行プレビュー(/L)、パラメータのチェック(/QUIT)が可能。
・ Robocopyのパラメータ設定の簡易チェック、Robocopy実行前の簡易チェックを行います。
・ Robocopy実行前後で実行するスクリプトを定義可能。
・ Robocopy実行途中での中断、実行ログの履歴管理と保存が可能。
Robocopy の /COMPRESSオプションは、NW経由のファイルコピーを行う際に、ファイルを自動的に圧縮して転送するオプションです。この仕組みは、ファイル共有サーバ側の「SMB圧縮(SMB compression)」の機能を利用するものです。
SMB(Server Message Block)とは、Windowsのネットワークでファイル共有を行うためのプロトコルなのですが、昨年2020年頃にSMB圧縮という機能が追加され、ファイル転送時に自動的に圧縮・解凍を行うことができるようになっています。コピー実行の際に「転送元でファイルを圧縮→ネットワーク転送→転送先でファイルを解凍」の一連の操作が自動的に行われますので、ネットワークを通過するデータ量を削減し転送時間を短縮することができます。
また、ファイルの圧縮・解凍の操作をユーザが行う必要がないため、手間なく、ファイルコピーの効率を向上させることができます。
SMB圧縮については、以下の記事でまとめて記載しているので、詳細はそちらをご覧ください。
robocopy を使って SMB圧縮による転送を行うシステム構成例は以下の図のようになります。
SMBサーバ、クライアントともに、SMB圧縮に対応する以下のWindowsである必要があります。
※SMB圧縮に対応しているWindowsバージョン
上図の構成例において、共有フォルダ配下のファイルをローカルフォルダにrobocopyでコピーする場合のコマンド例は以下のようになります。
robocopy \\server\share d:\folder /COMPRESS
フォルダ配下を全てコピーするのであれば、
robocopy \\server\share d:\folder /COMPRESS /MIR /DCOPY:DAT
となります。
以下の記事では、SMB圧縮を利用した場合どのくらい転送時間短縮が見込めるか、robocopyではなくエクスプローラを利用する方法などについても解説していますので、是非ご参照ください。
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