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コマンド機能：環境変数について

更新 2025.1.1

1 コマンドに渡されるnWOL環境変数
2 NWOL_IPNAMEの設定について

nWOL Version 2.1.20 をリリースしました! (2025/2/23) (ダウンロードはこちら)

Version2ではこれまでの機能に加え、以下の機能が追加されています。(一部機能有償)
・ホストのグループを定義可能。メイン画面でグループを選択して表示することができます。
・グループごと、または、ホストごとに、ping間隔、表示色、サウンドなどの個別設定ができます。
・ホスト名ダブルクリックなどから、リモートデスクトップ、シャットダウン等のコマンド実行が可能。
・独自のバッチファイルを登録することで、コマンドを自由に追加可能。認証支援機能を提供。
・コマンド実行を管理するコマンドコンソール機能。
・メイン画面の詳細デザインを設定可能。複数のデザインを登録可能。
・ログ記録機能。

コマンドに渡されるnWOL環境変数

nWOLでコマンドを実行すると、コマンドに以下の環境変数が渡されます。

nWOL環境変数一覧
環境変数	説明	例
NWOL_HOSTNAME	ホスト名セキュリティ対策のため、デフォルトでは、[a-zA-Z0-9_ .] 以外の半角記号文字は自動的に"_"に置換されます。置換しない場合、グローバル設定の「環境変数の文字エスケープを行わない」をチェックする必要があります。
NWOL_MAC	MACアドレス	abcdefabcdef
NWOL_IPADDR	IPアドレスが設定されます。ただし、DNS名前解決ができなかった場合や、IPアドレス欄が空欄の場合は、設定されません。(undefined)	192.168.0.100
NWOL_IPNAME	NWOL_IPADDRと同様に、IPアドレスが設定されます。ただし、IPアドレス→ホスト名への名前解決を試み、ホスト名が取得できた場合は、そのホスト名が設定されます。詳細は以下の「NWOL_IPNAMEの設定について」の章をご覧ください。
NWOL_NETMASK	ネットマスク	255.255.255.0
NWOL_WOLMODE	WOLモード	Normal
NWOL_PORT	マジックパケット送信先ポート番号	9
NWOL_USERNAME	コマンド設定の「カスタム認証を行う」が有効の時のみ設定されます。資格情報のユーザ名。指定がない場合値は設定されず、undefinedになります。
NWOL_PASSWORD	コマンド設定の「カスタム認証を行う」が有効の時のみ設定されます。資格情報のパスワード。指定がない場合値は設定されず、undefinedになります。

NWOL_IPNAMEの設定について

NWOL_IPNAME環境変数には、NWOL_IPADDRと同様にIPアドレスが設定されますが、IPアドレス→ホスト名への名前解決を試み、ホスト名が取得できた場合は、そのホスト名が設定されます。

NWOL_IPNAMEに設定されるホスト名は、ホスト名→IPアドレスの名前解決が可能であることが確認されたものになります。

NWOL_IPNAME環境変数のの詳細な設定内容は以下の通りです。

nWOL_IPNAME環境変数の設定内容
評価順	条件	設定内容
①	IPアドレス欄が空欄の場合	設定されません。(undefined)
②	IPアドレス欄が "*" の場合	ホスト名が名前解決可能であれば、そのホスト名が設定されます。ホスト名が名前解決できない場合、設定されません。(undefined)
③	IPアドレス欄が DNS名の場合	DNS名が名前解決可能であれば、DNS名が設定されます。 DNS名が名前解決できない場合、設定されません。(undefined)
④	IPアドレス欄がIPアドレス表記の場合	IPアドレスからホスト名への解決が試みられます。ホスト名が取得できた場合、そのホスト名が設定されます。ホスト名が取得できない場合、IPアドレスが設定されます。
⑤	上記以外の場合	設定されません。(undefined)