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起動される側のPCのWOL設定(2/3):Windows ネットワークアダプタの設定

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Windows ネットワークアダプタ設定の概要

前ページで、WOL設定の最初の設定項目 「BIOS/UEFIの設定」 について説明を行いました。このページでは、2番目の設定項目である Windowsのネットワークアダプタの設定について説明します。

Windowsのネットワークアダプタの設定では、以下の設定を行います。

  • PCシャットダウン時もネットワークアダプタに通電しておき、特定のパケット(Magic Packet)を検知したらPCを起動するよう設定する。
  • 特定パケットの検知方法として、Magic Packetによる検知方法を有効にする。(検知方法には「Wake on Magic Packet」と「Wake on Pattern Match」の2種類ありますが、Magic PacketによるWOLが一般的と思われます。nWOLは「Magic Packet」を送信します。)

今どきのネットワークアダプタはWOLに対応していると思いますが、古いネットワークアダプタではWOLに対応していない場合もありますので、製品の仕様をご確認ください。ドライバのアップデートにより対応する場合もありますので、ご注意ください。

 

(0)ネットワークアダプタのドライバを最新化する

ネットワークアダプタのドライバが古いと、

  • Wake on LANに対応できない
  • Wake on LAN関連の設定メニューが表示されない

などのケースがあるようですので、ドライバを最新化するようにしてください。

 

Windows標準のドライバでWOLがうまくできない場合、PCの製造元メーカーのドライバダウンロードサイトから最新のドライバを探してみるか、それでもうまくいかない場合は、NICのチップメーカー(Intel や Realtekなど)のサイトから最新のドライバを探してみてください。

 

Windowsの更新だけでは最新が見つからず、NICのチップメーカーのサイトからドライバをダウンロードする必要があった、というケースもあるようです。

【参考情報】

 

 

(1)ネットワークアダプタのプロパティ画面を開く

Windows10 の場合

「スタートメニュー」→「設定」→「ネットワークとインターネット」→「イーサネット」→関連設定の「アダプターのオプションを変更する」
→WOLを有効にしたいアダプタを右クリックし「プロパティ」を開く→接続の方法欄の「構成」ボタンをクリック

コントロールパネルから選択する場合

「コントロールパネル」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークと共有センタ」→「アダプターの設定の変更」→WOLを有効にしたいアダプタを右クリックし「プロパティ」を開く→接続の方法欄の「構成」ボタンをクリック

デバイスマネージャーから選択する場合

「スタートメニュー」を右クリック →「コンピュータの管理」→「デバイスマネージャー」→「ネットワークアダプター」を拡張→該当のアダプター(WOLパケットを受信するアダプター)をダブルクリック

 

(2)ネットワークアダプタのプロパティ画面の「Advanced(詳細設定)」タブでの設定

ネットワークアダプタのプロパティ画面の「Advanced(詳細設定)」タブの設定項目で、以下のような項目を「Enabled(有効)」にしてください。設定画面に表示される設定項目はネットワークアダプタのメーカーやドライバによって異なります。「Magic Packet」と「Pattern Match」を選択するようになっている場合、「Magic Packet」を選択してください。WOLツールは通常Magic Packetを送信します。

・Wake on LAN
・Remote Wakeup
・Wake Up Capabilities
・Wake-On-Lan機能
・Wake-on-LAN after shutdown
・ウェークアップ機能
・Enable PME
・PME をオンにする
・Wake on Magic Packet (ウェイク・オン・マジック・パケット)
・Wake on Magic packet from power off state
・Shutdown wake up (シャットダウン ウェークアップ)
・シャットダウンからのウェイクアップ
・LAN 上のウェークアップのシャットダウン

・Wake on Settings (Wake on 設定)  ⇒ これについては、"Wake on Magic Packet" を選択する。

・WOL and Shutdown Link Speed (WOLとシャットダウンリンク速度) ⇒ これについては下の※で説明します

 

設定画面例:

 

※ これらの項目が見つからない場合もあるようですが、WOLがうまくいかない場合は、まず、ネットワークアダプタのドライバを最新のものに更新してみてください。Windowsに標準で付属しているドライバは最新でない場合があり、WOLに対応していない場合があります。ドライバを最新のものにすることでWOLに対応できる場合があります。

 

※ 「Wake on Pattern Match(ウェイク・オン・パターン・マッチ)」 は有効にしなくても問題ありません。(nWOLは Magic Packetを送信します。)

 

※ 「Advanced(詳細設定)」タブに、 「WOL and Shutdown Link Speed」「WOLとシャットダウンリンク速度」という項目がある場合、リンク速度をなるべく遅い速度に設定しておきます。通常は10Mbpsに設定すればよいのではないかと思います。シャットダウン時はマジックパケットの監視をしているだけなので、リンク速度を遅くして電力消費を抑えます。

 

 

(3)ネットワークアダプタのプロパティ画面の「Power Management(電力の管理)」タブでの設定

Intelのドライバの場合、プロパティ画面に「Power Management(電力の管理)」というタブがある場合があります。

その場合、タブ画面内の「Wake on LAN」欄の以下の項目にチェックを入れます。

  •  Wake on Magic Packet
  • Wake on Magic Packet from power off state  (電源オフ状態からの Wake on Magic Packet)

 

なお、「Wake on Link」 という機能は、Magic Packet受信により起動するのではなく、ネットワーク接続が「リンクを確立」した契機でPCを起動させる仕組みのようですので、Magic Packet によるWOLを行う場合にはチェックする必要はありません。

 

 

(4)ネットワークアダプタのプロパティ画面の「電源の管理」タブでの設定

ネットワークアダプタのプロパティ画面の「電源の管理」タブで、以下の項目を有効にする。(Windows10)

・「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」にチェックをつける。
・「Magic Packetでのみ、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」はチェックを付けても付けなくてもよい。

 

各メーカー、機種のネットワークアダプタの Wake on LAN 設定例

各種ネットワークアダプタの設定例について以下にまとめてみました。同じNICでも、ドライバーのバージョンによって設定が変わるかもしれません。また、以下の例全てについて動作を確認しているわけではないため、あくまでも参考としてご覧ください。

 

【Intelのドライバの例】

・「Power Management」タブ、または、「電力管理」タブの「Wake on LAN」欄の以下の項目にチェックを入れる
      ・Wake on Magic Packet
      ・Wake on Magic Packet from power off state  (電源オフ状態からの Wake on Magic Packet)

・「Advanced(詳細設定)」タブで、「Wake on Settings」という設定項目がある場合、「Wake on Magic Packet」に設定する。

 

【Intel Ethernet Connection I219-Vの例】

・「Advanced(詳細設定)」タブで、「Wake On Magic Packet」、または、「Enable PME」を「Enabled(有効)」に設定する。

・「Advanced(詳細設定)」タブで、「Wake on Settings」という設定項目がある場合、「Wake on Magic Packet」に設定する。

(「Advanced」タブ、または、「詳細設定」タブに Wake on LAN 関係の設定項目がない場合もあるようです。)
(「Wake on Link設定」は無効のままでもWOLできた。)

 

【Intel I219 Gigabit Network Connectionの例】

・「Advanced(詳細設定)」タブで「Wake On Magic Packet」を「Enabled(有効)」に設定する。

 

【Intel 82577LM Gigabit Network Connectionの例】

・「Advanced(詳細設定)」タブで「Wake On Magic Packet」を「Enabled(有効)」に設定する。

 

【Intel 82578DM Gigabit Network Connectionの例】

・「Power Management」タブ、または、「電力管理」タブの「Wake on LAN」欄の以下の項目にチェックを入れる
      ・Wake on Magic Packet
      ・Wake on Magic Packet from power off state  (電源オフ状態からの Wake on Magic Packet)

 

【Intel 82579LM Gigabit Network Connectionの例】

・「Advanced(詳細設定)」タブで「Wake On Magic Packet」を「Enabled(有効)」に設定する。

 

【Realtek PCIe GBE Family Controllerの例】

・「詳細設定」タブの「ウェイク・オン・マジック・パケット(Wake on Magic Packet)」プロパティを「有効(Enabled)」に設定する。

・ 「Shutdown Wake-On-Lan」 という項目が存在し、それを有効にする必要がある場合があるようだ。

※ RealtekのNICのドライバ 9.1.401.2015 には問題があり、WOLに反応しないため、新しいバージョン(または古いバージョン)をインストールする必要がある。10.24.1208.2017、8.38.115.2015、7.46.610.2011では動作している模様。

 

【Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernetの例】

・「詳細設定」タブの「Wake Up Capabilities」プロパティを「Magic Packet」にする。

 

【Acerの例】

・[省電力管理] タブの[このデバイスによりコンピュータをスタンバイから再開させる] を有効にする。

 

【HPの例】

・[詳細] タブの[Shutdown Wake-On-Lan] を有効にする。

 

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