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コマンド機能:カスタム認証を行うコマンドの作成方法

目次

 

カスタム認証機能について

nWOLのコマンド機能は、よくある資格設定については資格情報セットアップ機能が提供されていますが、nWOLの標準機能で設定できない特殊な認証が必要な場合、カスタム認証機能を使ってコマンドを実装することができます。

 

カスタム認証を有効にする方法

コマンド設定の「カスタム認証を行う」を有効にすることで、そのコマンド実行時にカスタム認証機能が有効になります。

これにより、主に以下の処理が行われます。

  1. nWOLからコマンドに、環境変数 NWOL_USERNAME、NWOL_PASSWORD が渡されます。
  2. コマンドが、終了コード9999 で終了した場合、nWOLは認証をリトライします。

 

従って、コマンド(バッチファイルなど)は以下のように実装してください。

  • 環境変数 NWOL_USERNAME、NWOL_PASSWORD に設定されているユーザ名/パスワードを使って認証処理を実行します。
  • 認証処理が失敗した場合、終了コード9999でコマンドを終了します。これによりパスワードの再入力からリトライが行われます。
  • 認証処理が成功した場合、目的の処理を実行し、終了コード9999以外でコマンドを終了します。

 

カスタム認証の処理の流れ

カスタム認証による処理の流れは以下のようになります。

 

 

カスタム認証に適合したバッチファイル例

カスタマイズ認証を行うバッチファイル例を以下に示します。explorer起動を行うバッチファイル Open.bat の例です。

@rem Open.bat created for nWOL 
net use \\%NWOL_IPNAME% "/user:%NWOL_USERNAME%" "%NWOL_PASSWORD%"
if not "%ERRORLEVEL%"=="0" exit 9999
explorer \\%NWOL_IPNAME%

 

 

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