nWOL設定：コマンド設定

更新 2025.1.25

1 コマンド設定概要
2 コマンド設定
- 2.1 設定項目
- 2.2 バッチファイルエディタ
3 プリセットコマンド

nWOL Version 2.1.20 をリリースしました! (2025/2/23) (ダウンロードはこちら)

Version2ではこれまでの機能に加え、以下の機能が追加されています。(一部機能有償)
・ホストのグループを定義可能。メイン画面でグループを選択して表示することができます。
・グループごと、または、ホストごとに、ping間隔、表示色、サウンドなどの個別設定ができます。
・ホスト名ダブルクリックなどから、リモートデスクトップ、シャットダウン等のコマンド実行が可能。
・独自のバッチファイルを登録することで、コマンドを自由に追加可能。認証支援機能を提供。
・コマンド実行を管理するコマンドコンソール機能。
・メイン画面の詳細デザインを設定可能。複数のデザインを登録可能。
・ログ記録機能。

コマンド設定概要

本ページでは、nWOL設定画面のコマンド設定について解説をします。

コマンド機能の詳細については、以下のページをご参照願います。

コマンド設定

設定項目

コマンド名

定義するコマンドの識別名を設定します。任意の文字列です。必須です。

実行ファイル名

実行するファイル名（バッチファイルや、実行ファイルなど）を設定します。Openボタンでダイアログによる選択が可能です。

環境変数（nWOL環境変数含む）を使用することができます。

引数

実行ファイルに渡す引数を設定します。

環境変数（nWOL環境変数含む）を使用することができます。

資格情報セットアップ

コマンド実行前に実行する資格設定を選択します。以下の4つの設定から選択できます。

複数の設定を選択することも可能です。その場合、下記表の順で資格情報が実行されます。

詳細は、「コマンド機能：資格情報設定機能の概要」を参照してください。

資格情報設定
設定種別	説明
NW Resource Connection	ネットワーク共有フォルダへのアクセスをできるように資格情報を設定します。Explorerを起動して遠隔のホストのフォルダを表示したり、shutdownコマンドでシャットダウンや再起動を実行する時に必要な資格情報です。この処理は、net use コマンド実行と同等の処理を行います。ネットワーク共有フォルダへの接続に成功した場合、資格情報マネージャにも資格情報が登録されるため、2回目以降のアクセス時にはパスワード入力が不要となります。
Remote Desktop	リモートデスクトップを実行する際に必要となる資格情報を設定します。ユーザ名／パスワードを入力し、資格情報マネージャに登録します。
Domain Password	ユーザ名／パスワードを入力し、資格情報マネージャに Domain Passwordの資格情報として登録します。
Generic	ユーザ名／パスワードを入力し、資格情報マネージャに Genericの資格情報として登録します。資格情報の「ターゲット」の文字列には、ホスト名の前にプレフィックスを付加した文字列が設定されます。このプレフィックスは右の文字列入力欄で設定します。

コンテキストメニュー表示

nWOLメイン画面において、以下のコンテキストメニューに、このコマンドを表示するかを設定します。

・ホスト名の右クリック
・ WOLアイコンの右クリック
・ Runアイコンの右クリック

以下の項目から選択します。

コンテキストメニュー表示
選択項目	説明
Don't Show	コンテキストメニューに表示しません。
Always	コンテキストメニューに表示します。
Online only	ホストがオンライン時のみコンテキストメニューに表示します。
Offline only	ホストがオフライン時のみコンテキストメニューに表示します。

メッセージ

コマンド実行前に、メッセージを表示して、本当に実行してよいか確認することができます。メッセージ欄に、文字列を入力すると、その文字列がダイアログで表示されます。ユーザは、Cancelボタンを押すことで、実行をキャンセルすることができます。

シャットダウンカウンタ

シャットダウンカウンタを表示します。シャットダウンを実行するコマンドの場合、コマンド実行時からの経過秒数が表示されます。

カスタム認証を行う

認証の処理を、コマンド側（バッチファイルなど）で実行します。この設定を有効にすると、コマンド実行時に以下の処理が行われます。

・コマンド実行時に、環境変数 NWOL_USERNAME、NWOL_PASSWORD が渡されます。コマンド側でこれらの環境変数に設定されたユーザ名／パスワードを使って、資格情報設定処理を行います。

・コマンド側で実施した認証が失敗した場合、コマンドは戻り値 9999 で終了します。それにより、nWOL側で、ユーザ名／パスワードの再入力を行い、再度コマンドが実行されます。

※ パスワードがそのまま環境変数に設定されますので、パスワードの漏洩には十分注意してください。

※ カスタム認証の設定方法については、「カスタム認証を行うコマンドの作成方法」のページをご覧ください。

バッチファイルエディタ

コマンド設定詳細情報エリアの右下の△▽アイコンをクリックするとバッチファイルエディタが表示されます。このコマンドがバッチファイルの場合、編集モードにすることで、バッチファイルの編集、保存ができます。

Edit

編集モードを開始します。

Save & Exit

エディタの内容を保存して編集モードを終了します。

Discard & Exit

エディタの内容を破棄して編集モードを終了します。

Env Variables

編集中のテキストに、nWOL環境変数を挿入します。

プリセットコマンド

以下のプリセットのコマンドがあらかじめ準備されています。プリセットコマンドを読み込むためには、Menu → Import Presets を実行します。

nWOLプリセットコマンド
コマンド名	説明	コンテキストメニュー表示	バッチファイル
Show Variables	nWOL環境変数を表示する。コマンドコンソールからのみ実行できます。	表示しない	ShowVariables.bat
Open	Explorerを起動します。	online時のみ表示する	ー
Remote Desktop	リモートデスクトップを起動します。	online時のみ表示する	ー
Shutdown	ホストを今すぐシャットダウンします。	online時のみ表示する	ー
Restart	ホストを今すぐ再起動します。	online時のみ表示する	ー