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RoboSync TIPS: /Lオプションをつけて実行結果をプレビューする

目次

Robocopyのオプション指定ミスを防止する

ファイルのバックアップは、大事なファイルを事故から守るための措置ですが、バックアップの際にコピー方法を誤ってしまうと、逆にファイルを消してしまうというようなことにもつながりかねません。そのような事態は絶対に避ける必要があります。特にRobocopyの場合、コマンドラインでコピー方法を指定するため、人為的なミスが生じやすく、慎重に実施する必要があります。

Robocopyには、そのようなミスを予防する、/QUITオプションと/Lオプションという仕組みがあります。特に/LオプションはRobocopyで実際にコピーを実行する前に必ず一度実行してみることをお勧めしたいです。

RoboSyncでは、メニューの選択だけで、/QUITオプション、/Lオプションを付加して実行することができるのでとても便利です。

 

/QUITオプションでパラメータが正しく解釈されているか確認する

Robocopyに/QUITオプションを付けると、実際のコピー処理は行われず、指定したパラメータがRobocopyにどのように解釈されるかだけを確認できます。

以下は /QUITオプションを付加して Robocopyを実行した例です。

C:\> robocopy "N:\My Data" "Z:\test\My Data" *.txt "my data.dat" /QUIT /MIR /DCOPY:DAT /XD old "old folder" /XF temp.txt "temp data.txt" 

-------------------------------------------------------------------------------
   ROBOCOPY     ::     Windows の堅牢性の高いファイル コピー                              
-------------------------------------------------------------------------------

  開始: 2020年2月1日 10:41:50
   コピー元 - N:\My Data\
     コピー先 - Z:\test\My Data\

    ファイル: *.txt
	    my data.dat
	    
除外ファイル: temp.txt
	    temp data.txt
	    
 除外ディレクトリ: old
	    old folder
	    
  オプション: /S /E /DCOPY:DAT /COPY:DAT /PURGE /MIR /R:1000000 /W:30 

------------------------------------------------------------------------------

 終了: /コマンド ラインで QUIT が指定されました。

特に以下のような確認には有効だと思います。

  • コピー元、コピー先が正しく認識されているか。
    パス名に空白文字を含む場合、"" でくくられていないと誤って解釈されてしまいます。
  • デフォルトオプションも含め、オプションが正しく認識されているか。
  • 「ファイル」「除外ファイル」「除外ディレクトリ」が正しく認識されているか。
    ファイル名に空白文字を含む場合、"" でくくられていないと誤って解釈されてしまいます。1行に1つずつファイル名が表示されますので、意図通り正しく指定できているか確認できます。
  • 環境変数が正しく展開されているか。
    パス名に環境変数を使っている場合、環境変数に空白文字が含まれていると、パス名が正しく解釈されない可能性があります。

 

特に、コピー元、コピー先が誤っていると致命的な事故になりますので、是非チェックしましょう。

 

/Lオプションでコピー実行をシミュレーションする

/Lオプションを付けると、通常のコピー動作のように処理が進み、画面表示が行われますが、コピーや削除などのファイルの更新は一切行われません。実際のコピーを行う前に、どのようなコピー・削除が行われるかを確認できます。この動作をドライラン(dryrun)などともいいます。RoboSyncでは、「プレビュー」と表現しています。

例えば、

  • 一部のファイルしか更新していないのに大量のコピーが行われてしまう
  • コピー元を間違って/MIRをしているため、コピー先ファイルが消去されてしまう。

といった意図しないコピー動作を事前に把握し防止することができると思います。

コピーが行われないだけで、実際のコピー動作と全く同じ処理を行われるので、実際にどのファイルがコピーされるか(削除されるか)詳細に確認することができます。

この /L オプションによるプレビューは、新たなコマンドを作成したとき等、実際にコピーを実行する前に必ずやってみることをお勧めします。

 

以下は/L オプションを付けた実行例です。オプション欄に /L がついているのがわかると思いますが、実行ログの表示上は /L オプションを付けなかった場合と全く同じです。

 

RoboSyncで/QUIT、/Lを付けて実行する

RoboSyncでは、コピー項目の実行方法として以下の3つから選べるようになっています。

実行方法 処理内容
実行(パラメータ評価 /QUIT) オプションに自動的に /QUIT を付加して実行する。
実行(プレビュー /L) オプションに自動的に /L を付加して実行する。
実行 通常のコピー動作を行う 。(何も付加せず実行する)

RoboSyncでコピー項目を実行するには、以下のように、コピー項目を右クリックし、コンテキストメニューからいずれかの実行オプションを選択します。いちいち手作業で /QUIT や /L を追記する必要はなく、メニューを選択するだけなので、便利です。是非試してみてください。(なお、RoboSyncの「スクリプトの実行」には、/QUIT, /L オプションを自動的に付ける機能はありません。)

 

 

 

 

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